酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)二次試験論述対策⑮~岡山県編

2021/09/17
by 成子 和弘

岡山県(P.140-141)
~晴れの国・雄町の町

忙しい方は⑤のみをご覧ください。(200字でまとめています)
※内容・データ等は2020年度発行された教本に基づきます。
何かあれば、コメント欄にコメント大歓迎です。
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)の二次試験の論述対策の内容となっております。


①前回(兵庫県)の復習

宮水が発見されたことにより確立された造りは何ですか。
⇒解答は、兵庫県編をご覧ください。

②岡山県の概要・数値データ

・日本酒生産数量 2,177kl(全国33位)⇒国内生産量の1%未満
・特定名称酒の比率 約64%(全国25位)
・清酒免許場数 53場(全国10位)
・酒造好適米生産量 6,283t/年
 (内訳)山田錦 3,541t、雄町 2,715t
・酒質:(県南)淡麗甘口、(県北)濃淳旨口

③岡山県の概略

〇プロフィール

・県代表酒米「雄町」---全国の9割以上生産
 ∵晴れの国=日照時間が長い=生育環境良好

〇歴史

万葉集、吉備の酒を詠んだ歌あり。
・江戸時代中期、廻船業の商人が灘の酒蔵で酒造りを学び、酒造り業を始める。
備中杜氏、最盛期には500人以上を誇る。
岸本甚造が雄町発見。

〇その他

酒米移出超過タイプ 日本酒生産量<酒米生産量
・酒質は、県南では淡麗甘口
     県北では濃淳旨口

④キーワード抽出

・万葉集に吉備の酒の歌あり
・備中杜氏が最盛期には500人以上
・岸本甚造が雄町発見。全国の9割以上を生産。
・日本酒生産量<酒米生産量で酒米移出超過タイプ
・酒質:県南~淡麗甘口⇔県北~濃淳旨口

⑤200字まとめ

『万葉集に吉備の酒を詠んだ歌がある。江戸時代中期、廻船業の商人が灘で酒造りを学び酒造り業を始めた。備中杜氏が最盛期には500人以上となる。雄町村の篤農家岸本甚造が酒米の雄町を発見。現在では全国9割以上を生産している。晴れの国と名乗るだけあり、日照時間が長く、温暖な気候であるため酒米の生産量が日本酒生産量を上回っている、移出超過タイプである。県南では淡麗甘口、県北では濃淳旨口の酒質となっている。』(197字)
・キーワードだけでは字数不足になるため、酒米生産量が多いことを理由とともに記述。
・雄町と岸本甚造は確実に記述したい。

⑥次回予告

次回は、私がサラリーマン時代に4年ほどお世話になった広島県を取り上げます。
カープや広島風お好み焼きだけでなく、日本酒にも力を入れています。是非ご覧ください。

テイスティング及び論述と様々な対策が必要になりますが、共に頑張りましょう!!
ちなみに、浪花酒造の大吟醸及び純米大吟醸は、明利酵母(セルレニン耐性酵母)かつ山田錦で醸しているため、酒ディプロマのテイスティングの練習に最適です。

大阪泉州の酒蔵の酒ディプロマ受験生・酒造り見習い 成子 善一

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