さて、今回は、大手メーカーと地酒メーカーの違いや、 日本酒の保存方法について、お話していきますね。
大手の日本酒メーカーと、地酒メーカー(浪花酒造)の違いは・・・ 地酒メーカーは、ほとんどが手作業で、お米やもろみと対話しながら造ります。
大手メーカーはコンピューター制御で造るので、一定の品質が保てますが、 やはり心がこもりにくいものがあります。
地酒メーカーは、人間の勘や経験を活かして酒造りを行なうため、 すべてをつかさどる杜氏の腕前が、きわめて重要なものになります。
浪花酒造の成子杜氏は、一級酒造技能士と、日本で一番取得の難しい南部杜氏資格を持っています。
全国新酒鑑評会でも4年連続金賞受賞の腕を持っています。
一般的に、手作業で行っている地酒のほうが値段が高いと思われがちですが、 じつはそうでもありません。
高いのは一部のプレミア付き有名地酒だけで、それ以外の地酒は 実は大手のお酒よりも安いほどです。 そのプレミア付き地酒も、人の手をわたっていくたびに値段が上がるだけで、 本来の販売価格は高いものではありません。
大手メーカーは機械で大量生産しますので、製造費は安いですが、 テレビなどの広告料が高く、それが製品価格に含まれているので、 それほど安くはできません。
日本酒は、環境の変化にたいへん敏感です。 おそらくはワインよりも環境の変化に敏感です。
良い日本酒専門店などでは、日本酒は光が当たらないようにお店の一番奥で、 ライトを消した冷蔵庫に入れられたりしています。 これはもっとも良い保管方法だと言えるでしょう。
家で保管される場合も冷蔵庫が理想ですが、冷蔵庫に入らない場合は、 冷暗所に保管してください。
さて、ここまで数回にわたって、日本酒についてお話してきました。 いかがでしたか?
日本酒はイメージが悪い、長年そう思われてきたせいで、本当の日本酒について 知っていただく機会がなかなかありませんでした。
このページを通じて、本物の日本酒のおいしさについて、 少しでも皆様に伝えられることができたなら、とてもうれしく思います。
よろしければ、このページを他の人にもおすすめしてあげてください。
日本酒のイベントも増えてきて、日本酒を口にすることも多いかと思います。 ぜひ一度、本物の日本酒を味わってみてください。
あなたの日本酒に対する価値観が変わり、日本酒ファンになってくださることを確信しています。
最後までこのメールマガジンをお読み頂き、本当にありがとうございました。
これからも、手作りの伝統を守り続け、おいしさだけでなく 「心を満たす豊かな酒」を提供してゆきたいと願っています。
浪花酒造 代表取締役 成子和弘