酒の器

2021/05/05
by 成子 和弘

同じお酒を飲むのでも、どんな器で飲むかによって美味しさが違います。

普通酒(燗酒)がメインだった頃は、猪口(ちょこ)という50mlほどの小さな陶器の器で飲んでいました。

なぜこんなに少量なのか?
昔は宴会時、各自、猪口を持って宴会参加者全員とお酒を酌み交わすという習慣がありました。
小さい器でないとすぐに酔ってしまうからです。

でも、華やかな香りを楽しむ吟醸酒や大吟醸などは、小さな器だと香りを楽しめません。
吟醸酒や大吟醸はワイングラスで飲むのが一番だと思います。
ただワイングラスは値段が高いし、洗浄もやっかいで、ちょっと油断するとすぐに割れてしまいます。

私が日頃使っている器は、ワイングラスの足の部分がない、お酒を入れる部分だけあるグラス(チューリップの花の形)を使っています。
これは百円ショップで売ってます。

江戸時代より続く酒蔵の蔵元 成子 和弘

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