濃淳と淡麗

2021/06/01
by 成子 和弘

日本酒の味を表す表現として、濃淳と淡麗という言葉があります。
濃淳は味が濃い。
淡麗は辛口でさらっとしている。
一般的に新潟の酒は淡麗だと言われます。

お酒だけ味わうのなら濃淳な酒はそれだけでうまみがあります。
食事をしながら飲む場合、淡麗な酒は食事を引き立てます。

直売所に来られるお客様で、自分用のお酒を選んでおられる場合、私は「お酒を主に飲まれますか?食事しながら飲まれますか?」と尋ねます。
お酒が主の場合、大吟醸や純米大吟醸は濃淳な酒になるのでそれを勧めます。
食事をしながら飲まれる場合、純米吟醸、特別純米、純米辛口を勧めます。

美味しい酒?って時と場合によって違うので、単純に値段の高い酒が美味しいとは限りません。
特に料理とお酒の相性は個人個人実際に飲み食いした感覚なので、この料理にはこのお酒って思えば、その都度メモして、次回の参考にしていただけたらと思います。

江戸時代より続く大阪地酒蔵の蔵元 成子 和弘

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