真夏のビン詰め作業

2021/08/05
by 成子 和弘

お酒の仕込みは11月~3月の寒い時期だが、ビン詰め作業はその商品の在庫が減ってきたら随時行なう。

今日は「特別純米辛口」のビン詰め作業を行なった。
お酒は65℃~70℃に加熱殺菌してからビン詰めする。
するとビンのフタを開けなければ何年経っても腐らない。

加熱殺菌はプレートヒーターという機械で行なうのだが、75℃の熱湯であっためたプレート(鉄板)に常温のお酒を触れさせ、お酒を70℃まで加熱する。

冬場はお酒の温度が低く70℃まで加熱するのが大変だが、この時期は、お酒そのものの温度が高いので、すぐに70℃になるのでうれしい。
湯を沸かす重油の量も少なくてすむ。
夏場にできるだけビン詰め作業をするように心がけたい。

江戸時代より続く大阪地酒蔵の蔵元 成子 和弘

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