今期の酒造り10月11日から始まった。
今期も前期と同じメンバーで仕込む。
コロナが収束し、やっと通常の量を仕込めるのがうれしい。
前期から蔵内を大きく改造。
普通酒を仕込んでいた大型タンクを十数本処分。
ゆとりスペースが広く、蔵内の掃除もきっちりできとても清潔な蔵になった。
きっちり温度管理ができるサーマルタンクが主。
仕込みの大きさもほとんど白米1トン以内なので目標どおりの温度管理ができる。
井戸水検査も終了。
食品衛生法での飲料水検査26項目もすべてクリアーした。
地下水は湧いても飲料水として適さない井戸がたくさんある中、毎年26項目すべてクリアーできているのは本当に神の恵みだ。
美味しい酒ができる条件は、仕込み水や蔵の設備も大事だが、製造しているメンバーの和も大切だ。
昔から和醸良酒と言われており、製造長の杜氏はいかに仲良く作業してもらうかが大きな仕事。
現在の製造メンバーは皆、仲が良く本当にうれしい。
今期は、スパークリング清酒製造に挑戦する予定。
江戸時代より続く大阪地酒蔵の蔵元 成子 和弘