大手メーカーの酒はブレンド酒?

2021/05/10
by 成子 和弘

昭和時代、灘や伏見の大手メーカーの酒はとても人気で、自社の製造だけでは追い付かず、中小の蔵からお酒を買い集めそれらをブレンドして販売していた。しかし、日本酒の需要は昭和48年(1973年)をピークにどんどん減ってゆき、現在ではほぼ3分の1になっている。その間、大手メーカーはどんどん機械化を進め、オールオートメーションで大量に製造できるようになった。なので他社から買わなくてもよくなった。現在、中小蔵からお酒を買っている大手メーカーはほぼ無いに等しい。逆に、自社で造らなくなった中小蔵に分けてあげている状況だ。オールオートメーションのお酒と中小蔵の手造り酒、どちらが美味しいか?それは、個人個人味わって決めてもらうしかない。

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