酔うのを少しでも和らげるためには

2021/05/13
by 成子 和弘

お酒に強いか弱いかは、ある程度生まれつきのものですが、酔いが回るのを遅らせる方法はあります。

よく空腹のままでお酒を飲むと酔いが回るのが早いと言われますが、それには理由があります。
お腹(胃の中)に何か食べ物がある状態では、胃と腸の境の管が閉じており、胃にある食べ物がちゃんと消化されてから腸に送ります。
胃の中に何もない(空腹)の状態でお酒(液体)を飲むと、胃を通過してそのまま腸から身体に吸収されるので、早く酔ってしまします。

よく酔えば気持ちいいという人もいますが、気分が悪くなる人もいます。
とにかく、お酒を飲む前に胃の中にある程度食べ物を入れておく事が大事です。

宴会時、最初みんなで乾杯しますが、まずは烏龍茶などノンアルで乾杯しましょう。
私の経験から言うと、満腹に近い状態でお酒を飲むと少々お酒を飲んでも楽です。
あと、お酒を飲み始めたら途中で水を飲んで胃の中のお酒を薄めましょう。
日本酒業界ではその水の事を「和らぎ水」と言って勧めています。
和らぎ水をたくさん飲むともちろん翌日も楽です。

江戸時代より続く大阪地酒蔵の蔵元 成子 和弘

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