波有手(ぼうで)

2021/06/12
by 成子 和弘

浪花酒造から車で南に10分ほどの所に波有手(ぼうで)という地区があり、昔から米作りが盛んだった。

地元の中学校教師を定年退職後、波有手で米作りに励んでいた酒好きの先生が3年前、自分が栽培した米でお酒を造って欲しいと弊社に来られた。
地酒は地元のお米で作るのが本筋だと思いすぐに承諾した。
先生は何十年も教師をしてきて教え子も大勢いるので、その子らにどんどん勧めますとおっしゃった。

その米で造った酒、どんな酒になるのか心配したが結構いい酒になった。
新製品を作った場合、あらゆる方法でPRしないとなかなか売れないが、さすがに先生の力。
先生に勧められてと言って大勢の人が直売所に買いに来られた。
地元に密着した商品、やはり地元では口コミで人気になるのだととても感じた。

今後も、もっと地元に密着した商品を作ってゆきたい。

江戸時代より続く大阪地酒蔵の蔵元 成子 和弘

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