登録有形文化財

2021/06/16
by 成子 和弘

浪花酒造酒蔵と成子家本宅、国の登録有形文化財に指定されている。
重要文化財は誰でも知っているが、登録文化財は25~6年前にできた比較的新しい制度なので、まだまだ一般的には知られていない。

登録文化財の定義は築50年以上経った建物で、今後重要文化財になる可能性のある歴史的、景観的に貴重な建物のこと。
登録申請があった場合、専門家が調査をして指定するかどうか決める。

現在全国には約1万3千軒の登録有形文化財があり、都道府県別では大阪府が一番多く765軒ある。
見学者の方々にはよく、くぎ1本打つにも国の許可が要るのですねと言われる。
重要文化財はそのような制約が多いが、登録文化財はそれほどでもない。

ただ、改修や修繕に国から補助金は1円も出ない。
国からすれば、文化財という名誉を与えるから重要文化財になるまでしっかり自分のお金で維持管理しろということだ。

うちの建物の素材となっている木材は、樹齢が何百年何千年のもの、また非常に珍しい種類の木など、いくら大金を出しても手に入らないものが多い。
やはり一番怖いのは火災。
消防署も消火設備の点検のためよく見回りに来る。
日頃から細心の注意払って守ってゆかねばと思っている。

江戸時代から続く大阪地酒蔵の蔵元 成子 和弘

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