忙しい方は⑤のみをご覧ください。(200字でまとめています)
※内容・データ等は2020年度発行された教本に基づきます。
何かあれば、コメント欄にコメント大歓迎です。
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)の二次試験の論述対策の内容となっております。
・特定名称酒比率約96%となっている宮城県独自の宣言は何ですが。年号も含みます。
⇒解答は、宮城県編を確認してください。
・日本酒生産数量 14,769kl(全国5位) ⇒ 国内生産量の約4%相当
・特定名称酒の比率 約53%(全国32位)
・清酒免許場数 42場(全国16位)
・酒造好適米生産量 4.821t/年
(内訳)秋田酒こまち 2,417t、美山錦 1,850t、吟の精 198t、美郷錦 195t
・酒米:自給自足タイプ
日本酒消費量は全国でも1位2位を争う。
「美酒王国」を名乗っている
全国でも数の少ない県立の醸造試験場を所有。
秋田県開発の酵母「秋田流花酵母AK-1」が、きょうかい1501号酵母として頒布されている
17世紀頃、地主階級が酒造業を営む。
⇒小作人を使って酒造りを行なう。
⇒山内杜氏の起源
昭和に入り、県内の蔵元の醪からきょうかい6号酵母が分離される。
⇒それまでの酵母とは明らかに異なり、6号以後の酵母とは相互に近縁関係にある
⇒つまり、6号酵母はそれ以後の酵母の元祖
酒の傾向は甘め。
酒質はきれいで、甘味が豊か。
酒造好適米「秋田酒こまち」:上品な甘味と旨味
「美山錦」:カッチリとした輪郭のスリムな味
両者とも、軽快な後味が特徴。
「美郷錦」=山田錦 × 美山錦 :透明感に加え洗練された酸味が特徴
上記以外にも、県産オリジナル酒米を開発
「秋田酒120号」=「一穂積」
「秋田酒121号」=「百田」
⇒多様性を持たせ、需要拡大を目指す。
・美酒王国:酒質がきれいで、甘味が豊か
・17世紀、地主階級が小作人を雇って酒造り
⇒山内杜氏の起源
・昭和、きょうかい6号酵母分離
⇒それ以後のきょうかい酵母の元祖
・県立の醸造試験場:秋田流花酵母AK-1=きょうかい1501号酵母
・透明感に洗練された酸味の美郷錦=かっちりとした輪郭のスリムな味の美山錦 × 山田錦
県内生産量1位の秋田酒こまち:上品な甘味と旨味
・オリジナル酒米:秋田酒120号=一穂積、秋田酒121号=百田
『美酒王国である秋田県は、酒質がきれいで甘味が豊か。17世紀に地主階級が小作人を雇い酒造りし、山内杜氏の起源となる。昭和に、以後のきょうかい酵母の元祖となるきょうかい6号酵母を分離。また、県立の醸造試験場にてきょうかい1501号となる秋田流花酵母AK-1を開発。カッチリとした輪郭のスリムな味の美山錦と山田錦を交配して透明感に洗練された酸味の美郷錦を作った。一穂積の名の秋田県120号と百田の名の秋田県121号も開発済み。』(199字)
・酵母や酒米、それに伴う酒質を中心に記述。
できれば秋田酒こまちも入れたいが、字数の関係で省略。
次回は、吟醸王国の山形県を取り上げます。乞うご期待!
テイスティング及び論述と様々な対策が必要になりますが、共に頑張りましょう!!
ちなみに、浪花酒造の大吟醸及び純米大吟醸は、明利酵母(セルレニン耐性酵母)かつ山田錦で醸しているため、酒ディプロマのテイスティングの練習に最適です。
大阪泉州の酒蔵の酒ディプロマ受験生・酒造り見習い 成子 善一