忙しい方は⑤のみをご覧ください。(200字でまとめています)
※内容・データ等は2020年度発行された教本に基づきます。
何かあれば、コメント欄にコメント大歓迎です。
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)の二次試験の論述対策の内容となっております。
今回が都道府県編の最終回となります。
高知県で開発されたセルレニン耐性を持ち、高カプロン酸エチルを生成する酵母は何ですか。
⇒解答は、高知県編をご覧ください。
・日本酒生産数量 3,533kl(全国22位)⇒国内生産量の約1%相当
・特定名称酒の比率 約61%(全国27位)
・清酒免許場数 73場(全国4位)⇒結構多いですよね
・酒造好適米生産量 1,706t/年(全国14位)⇒国内生産量の約2%相当
(内訳)山田錦 1,408t、夢一献 823t、吟のさと 163t
・酒米自給自足タイプ
・酒質:酸味のあるキレ味の良い辛口の酒が多い
・糸島地区が栽培に適しており、糸島産山田錦がブランド米となる。
・福岡総合農場試験場で夢一献=北陸160号×夢つくし開発
・九州沖縄農研センターで吟のさと=山田錦×西海222号開発
⇒吟醸酒用の麴米に向く
⇒今までも出てきましたが、酒米で吟と付くものは基本的に吟醸酒用の酒米です。
なので、記述問題にも「吟醸酒用の」と書き切っていいと思います。
・酒米自給自足タイプ
・福岡県工業技術センターで、リンゴ酸高生産酵母のふくおか夢酵母1~4号開発。
⇒爽快感や後味のさっぱりした風味が特徴。
・酸味のあるキレ味の良い辛口の酒が多い。
・糸島産山田錦
・夢一献、吟醸酒用の麹米に向く吟のさと開発
・酒米自給自足タイプ
・ふくおか夢酵母1~4号=リンゴ酸高生産酵母
『糸島産山田錦がブランド米になった。福岡総合農業試験場で夢一献開発。九州沖縄農研センターで吟醸酒用の麹米に向く吟のさと開発。県内産山田錦はほとんど県内の酒造りに使用されるなど、酒米自給自足タイプ。福岡県工業技術センターが開発したふくおか夢酵母はリンゴ酸高生産酵母で爽快感や後味のさっぱりした風味が特徴。酒の味は、酸味のあるキレ味の良い辛口の酒が多く、温めても美味しい燗向きの酒質である。』(192字)
・焼酎と日本酒の二刀流は入れたかったが、自制しました(笑)
・抽出したキーワードが少なかったため、周辺情報も記載。
・酒米⇒酵母⇒酒質の順で記載しております。
今まで都道府県編をご覧頂き誠に有難う御座います。
皆様の勉強の一助になっておれば大変幸いです。
ありがたいことに本ブログやTwitterでお褒めの言葉もいただいており、とても嬉しく思っております。
そういうお言葉もいただいておりますので、本来都道府県だけまとめればいいかなと考えておりましたが、去年出題された「球磨焼酎に合う料理について、地域性を考慮して述べよ」(2020年)と言う過去問に鑑み、焼酎編と題しまして、琉球泡盛・薩摩焼酎・壱岐焼酎・大分麦焼酎・甘味黒糖焼酎についてまとめていこうと思います。
焼酎のキーワードは地産地消です。
その地域の料理に合うように焼酎が設計されています。
その中身について、次回から一つずつ見ていきましょう!
テイスティング及び論述と様々な対策が必要になりますが、共に頑張りましょう!!
ちなみに、浪花酒造の大吟醸及び純米大吟醸は、明利酵母(セルレニン耐性酵母)かつ山田錦で醸しているため、酒ディプロマのテイスティングの練習に最適です。
大阪泉州の酒蔵の酒ディプロマ受験生・酒造り見習い 成子 善一