忙しい方は⑤のみをご覧ください。(200字でまとめています)
※内容・データ等は2020年度発行された教本に基づきます。
何かあれば、コメント欄にコメント大歓迎です。
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)の二次試験の論述対策の内容となっております。
大蔵省醸造試験場出身で、山廃仕込みを考案したのは誰ですか。
⇒解答は、福島県編をご覧ください。
・日本酒生産数量 8,417kl(全国9位) ⇒ 国内生産量の約2%相当
⇒県内でこれだけの日本酒が消費されている!!
(一升瓶換算で467万本!)
・特定名称酒の比率 約28%(全国39位)
・清酒免許場数 40場
・酒造好適米生産量 1,113t/年(全国18位)
(内訳)山田錦 571t、五百万石 263t、とちぎ酒14 47t
・酒米:移入タイプ 日本酒生産数量>酒米生産量
・酒質:バラエティに富む
観光客が多い ⇒ 観光客の消費もあり、日本酒生産量≒消費量
これが、生産量と消費量が釣り合う理由。
近年、酒造技術向上を目的に、下野杜氏制度を発足。
江戸時代初期、近江商人をルーツとする酒蔵が多い。
栃木県統一の杜氏制度として、下野杜氏を立ち上げ、2006年に資格認証開始。
⇒毎年増加し、越後杜氏や南部杜氏を抜き、下野杜氏が多数派になった。
酒米「とちぎ酒14」=ひとごこち × コシヒカリ
⇒掛米に好適な品種かつ酒米としては安価
大吟醸向け酒米「夢さらら」=山田錦 × T酒25
⇒高度精白が可能
酒米:移入タイプ(国内生産では不足するため、他県からの買い入れ量が多い)
酒質は、きれいな酒質かつ飲み応えある味。
辛口系、生酛系、甘酸系、ブレンドによる複雑味重視など、バラエティに富む。
観光客が多いため、蔵の直売も他県と比べると多い。
・観光客多い⇒生産量≒消費量、蔵の直売も多い
・下野杜氏立ち上げ⇒2006年資格認証開始
・ひとごこち × コシヒカリ=とちぎ酒14⇒掛米に好適かつ安価
・山田錦 × T酒25=夢さらら⇒大吟醸向けかつ高度精白
・酒米移入タイプ
・酒質はバラエティに富む
『栃木県は観光客が多いため蔵の直売量も多く日本酒生産量と消費量がほぼ釣り合う。県内統一の下野杜氏を立ち上げ、2006年に資格認証開始。今では多数派となる。ひとごこちとコシヒカリを交配したとちぎ酒14は掛米に好適で安価。山田錦とT酒25を交配した夢さららは大吟醸向けで高度精白が可能。酒米移入タイプで他県からの買い入れ量が多い。酒質はきれいかつ飲み応えあり、辛口系・生酛系・甘酸系・複雑味重視などバラエティに富む。』(200字)
・下野杜氏やオリジナル酒米については確実に記述をしておきたい。
香り酵母の元祖「アルプス酵母」を開発した長野県を取り上げます。
酵母開発が上手な長野県のルーツに迫ります。
テイスティング及び論述と様々な対策が必要になりますが、共に頑張りましょう!!
ちなみに、浪花酒造の大吟醸及び純米大吟醸は、明利酵母(セルレニン耐性酵母)かつ山田錦で醸しているため、酒ディプロマのテイスティングの練習に最適です。
大阪泉州の酒蔵の酒ディプロマ受験生・酒造り見習い 成子 善一