新着お知らせ・イベント情報・雑感

2021/04/01
by 成子 和弘

蔵元【ブログ執筆者紹介】
大阪府で最も歴史のある(創業1716年)浪花酒造の現社長、成子和弘による日本酒の知識・雑観・評判等について記載したブログです。

成子和弘は昭和62年(1987年)に浪花酒造に入社。
平成10年(1998年)に10代目として代表取締役に就任。
約35年、日本酒製造業界で従事した日本酒のエキスパート。
日本酒だけでなく、酒類全般の知識も豊富。

日本酒事業に従事したエキスパートの観点から、ご覧頂いている皆様に還元できる日本酒で躓きそうなポイントや雑学、日々の所感・新着・イベント・出店情報・酒ディプロマの勉強・対策等を更新。

ブログ記事一覧は下記


「正宗」という名称

2021/04/29
by 成子 和弘

全国に「正宗」と付く日本酒が100近くある。

よくなぜ正宗が多いのか質問される。

日本酒に合う料理

2021/04/27
by 成子 和弘

よく、貴社のお酒に合う料理は何ですか?と尋ねられる。
なので、日頃から食事をする時、この料理は日本酒に合うのだろうかと試しながら飲む事が多い。

一般には、造りや魚や野菜の煮物、焼魚、漬物、豆腐料理など和食系が合うと思われている。
もちろん和食に合うが、案外どんな料理にも合う。

酒粕の効用

2021/04/26
by 成子 和弘

昨今、酒粕の効用をマスコミ等でよく見聞きします。

特に4~5年前、NHKの「ためしてガッテン」という番組で取り上げられてからは、年中売れるようになってきました。
NHKでは、酒粕に含まれる<レジスタントプロテイン>が、体内の脂肪、コレステロール、老廃物を吸着して体外に排出する働き、つまり肥満防止の役目があると放送されました。
それとビタミンB2やα-EGも多く含まれており、皮膚のコラーゲン量を増やし保湿に役立ちます。

糖尿病と日本酒

2021/04/25
by 成子 和弘

日本酒好きだけど日本酒は糖分が多いので糖尿病になりやすい。
だから焼酎を飲んでいるという方が結構いる。

糖尿病の原因は、糖分の取り取り過ぎではない。

アルコール発酵

2021/04/24
by 成子 和弘

日本酒、ビール、ワインなどのアルコールは、アルコール発酵によってできる。

発酵の働きをするのは、酵母という微生物。
日本酒もビールもワインも、紀元前から飲まれており2000年以上の歴史があるが、酵母によってアルコールが作られるとわかったのは、200年前に顕微鏡が発明されてから。
それまでは、こうすればお酒ができるという経験だけで作っていた。

酒粕石けん

2021/04/23
by 成子 和弘

酒粕は肌に保湿効果を与えるということで、最近美容商品としてとても人気があります。

弊社の近く和泉市で、コールドプロセス製法による無添加石けんを製造されている「心寿」さんに弊社の酒粕を使った石けんを作っていただきました。
お酒関連で、肌にいいとされているものに、お酒そのもの、麹(こうじ)、酒粕といろいろあります。
心寿さんに、この3つの中でどれが一番効果があるかテストしてもらいました。

硬水と軟水

2021/04/21
by 成子 和弘

お酒の味が硬水軟水によって違うのでしょうか?
硬水とは、水にカルシウムやマグネシウムが多く含まれている水のこと。
水だけを飲むと硬水の方が軟水より重い感じがします。

日本酒にした場合はどうなのか?

日本の伝統加工食品

2021/04/19
by 成子 和弘

日本の伝統加工食品といえば、何を思い浮かべますか?
豆腐、納豆、うどん、そば、そうめん、日本酒、醤油、などです。
豆腐、納豆、醤油の原料は大豆ですが、大豆の国産比率はたったの7%。
うどん、そば、そうめんの原料は小麦ですが、小麦の国産比率はたったの12%。
ほぼ外国産の原料なのに、日本の伝統食品とは寂しい限り。

辛口と甘口

2021/04/18
by 成子 和弘

日本酒には辛口から甘口までいろんな辛さがあります。
辛さを日本酒度という単位で表し、日本酒度0が中口。+なら辛口、-なら甘口。
+の数字が大きいほど辛口、-の数字が大きいほど甘口です。
これは糖分の濃さのみの数字なので、他の成分とのからみで実際に感じる辛さとは必ずしも一致しません。

純米酒とそれ以外の酒との違い

2021/04/17
by 成子 和弘

純米酒以外の酒には、原材料に米以外に、醸造アルコール、糖類などと表示されています。
「醸造アルコール」って何か身体に悪いアルコールのように感じますが、酎ハイの原料となっている焼酎のことです。

なぜ日本酒に焼酎?と不思議に思われるでしょう。