新着情報

2021/04/01
by 成子 和弘

浪花酒造の新着情報公開

Makuake開幕しました!

2024/09/25
by 成子 和弘

昨日、令和6年9月24日より応援購入サービスMakuakeにてクラウドファンディングが公開となりました。
(URL: https://www.makuake.com/projec...

次世代に継承していくべく、新たなことに挑戦したいという思いから始めたプロフェクトです。

弊社として新たに古代米を使ったスパークリング清酒を醸造します。
さらに、同郷阪南市のいらすとぷらす様の緑川さくらちゃんと手を組み、企業間連携による取り組みを実施します。

また、使用する古代米は堺市美原区産で、大阪府一体での取組となる商品になります。

より多くの方に日本酒を飲んでもらうためにはどうすればいいか?ということを突き詰めて考え、日本酒にある飲用障壁を下げたい、いや、破壊したいという思いで企画しました。
アルコール度数も8~10%程度になる予定で、通常の日本酒よりも低く、アルコール感が苦手な方でも飲みやすい酒質設計にします。

ぜひ皆様のご協力が励みになりますので、一度サイトを覗いてみてください。
URL: https://www.makuake.com/projec...

宜しくお願い致します。

【日本酒の基礎講義】日本酒のテイスティングと飲み比べ

2024/06/24
by 成子 和弘

前回まではラベルの用語について、筆者の主観も交えながら解説させていただきました。
いかがだったでしょうか?

今回は、日本酒を”飲む”ということについて深掘りしていきましょう。

日本酒を飲むことを唎酒と言ったりします。
唎酒には大きく分けて2種類あります。

①嗜好型の唎酒〜主観的唎酒
 唎酒する人の嗜好そのもの(好き嫌い)で判断する唎酒方法。
 業界に関係のない一般消費者の飲み方です。
 簡単に言えば、美味しいか美味しくないかを判断する飲み方です。
 これについては、完全に好みになりますので、ここで言及するのは避けようと思います。

②分析型の唎酒〜客観的唎酒、いわゆるテイスティング
 唎酒する人が、唎いたお酒を客観的に表現、評価する唎酒方法。
 主に、外観・色調、香りや味わいを評価します。
 今回はこの分析型の唎酒について掘り下げ、客観的に評価する方法をお伝えしたいと思います。

◯分析型の唎酒の方法

・手順

 1.外観・色調を観察します→製造から時間が経つほど色が黄色くなり、さらに茶色くなります。
  色調から熟成度合い等を読み取ることができます。

 2.容器に花を近づけ、香り(この香りを上立ち香という)を確認します。
  香りが華やかか穏やかか、控えめか、そして香りの特徴(りんご様、バナナ様など)を確認します。
  同時にオフフレーバー(嫌な臭い、例えばカビ臭など)がないかチェックします。

 3.少量を口に含み、鼻に抜けた香り(この香りを含み香という)を確認します。
  先ほどの上立ち香と同様の香りか、差異はないか、オフフレーバーはないか等確認します。
  香りの強度も確認します。

 4.舌の上の味(甘味・酸味・旨味・苦味・渋味)及び口当たり(刺激の有無・きめ)を確認します。
  いわゆる甘口の酒なのか辛口の酒なのかと言ったことや、酸味が浮いていないか、旨みが多く雑味になっていないか等確認します。
  また、口当たりも確認し、舌を刺すような刺激はないかと言ったことも確認します。

 5.飲み込んだ後(吐き出した後)の後味(きれの良さ)を確認します。
  甘さ等が口に残らないか、余韻はどうか等を確認します。

 こういった手順を踏んで日本酒を客観的に表現・評価します。

【日本酒の基礎講義】Part1 日本酒のラベルの用語解説②

2024/06/14
by 成子 和弘

いつもブログをご愛読いただき誠にありがとうございます。
本日は、前回に引き続きラベルの用語解説をしたいと思います。
このブログを読んで、ラベルを読みこなして下さい。

本日取り上げる用語は、「生酒・原酒・無濾過・新酒・ひやおろし」です。

これらの用語を理解することで、お酒の違いが理解でき、より自身のイメージするお酒に近いものを購入できるようになります。

目次

①生酒

「生酒なので冷蔵庫で保管して下さいね〜。」というのはよく聞かれると思います。
わかりそうでわかりにくい言葉ですよね。

生酒を理解する上で、火入れという概念は避けて通れないので、まずは火入について説明します。

火入れとは、簡単にいうと加熱殺菌のことです。
お酒を搾った後も酵素は活動している為、どうしても酒質が変化してしまいます。
そういった酒質の変化を防ぐこと及び雑菌汚染のリスクを排除するため加熱殺菌(火入れ)を行います。

では、本題の生酒とは何か。
ここまでお読みの方は大体想像できるかと思います。

そうです! 加熱殺菌をしていないお酒=生酒なのです。

「でも待って下さい!!加熱殺菌をしないと酒質が変化したり雑菌汚染してしまうのではないですか〜?」と思われた方、その通りです!
加熱殺菌をしないとそういうリスクを抱えることになります。

「でも、生酒ってありますよね?」
その通りです。生酒は販売されています。なぜか。

それが冒頭のよく聞かれるワードにつながってきます。(いわゆる伏線回収っていうやつですね笑)
上記リスクを低減させるために、”冷蔵”する必要があるのです。

弊社では、そういったリスクを排除するためマイナス5℃の冷凍庫に保管しています。(日本酒は-15~16℃でないと凍りません)
生酒は火入のお酒よりデリケートなため、取り扱いに注意が必要なのです。

そんなデリケートな生酒を好む人も多いです。
生酒の魅力とは何でしょうか。

りんごに例えるととてもわかりやすいです。

生酒は、例えると調理等で手を加えていないそのままのりんごのイメージです。
フレッシュ感があり、酸味もしっかり感じられる、溌剌としたあの感じがまさに生酒なのです。

一方、火入酒は煮込んだりんごのイメージです。
煮込むと酸味が抑えられ、味も丸くなり、まろやかな風味になりますよね。
日本酒も同じです。

ですので、味わいに大きな差があるということを理解しておいて下さい。

「おすすめはどっちですか?」という声が聞こえてきそうですね。
結論から言うと、”あなたのお好みによって変わる”です。

日本酒は嗜好品という側面が大きいため、皆様の好みに左右されやすいものです。
高いから美味いとは言えないのが日本酒の面白い所であり難しいところでもあります。

「でも、好みがわからないよ〜」という方もいらっしゃると思います。
そんな方には、前回も書きましたが、”飲み比べ”をして下さい!
百聞は一見(一飲)にしかず。

弊社で言えば、浪花正宗 純米吟醸と浪花正宗 夏生を飲み比べるとよくわかると思います。
上記は同スペックであり、違いは生か火入れかだけなので、生と火入の違いがよくわかります。

生酒だけでかなり長くなってしまいましたね汗
では次にいきましょう。

②原酒

生酒と混同されやすいワードです。
原酒、、、元々のお酒・・・? わかるようでわかりにくい言葉ですね。

実は、多くのお酒は瓶詰する前に加水(水で割る)されているって知ってましたか。
搾る段階ではアルコール度数が18度とか19度あるのが一般的です。
それを、16度くらいになるまで水を加えているのです。

そうです!水を加える前のお酒=元々のお酒=原酒なのです!(見事な伏線回収ですね笑)
要するに、原酒と書いてあるものは、水で割っていないお酒ということなのです。

どうしても水で割ると香味が薄まってしまいます。
原酒では水を加えていないので、搾ったままの香味を楽しむことができます。(厳密にいうとそうとも言えない場合もありますが、、、)

なので、原酒と書かれているものはアルコール度数の高いものが多かったりします。

ですが、ここ最近は低アルコール化へと向かう風潮があり、8度原酒であったり、11度原酒といった低アルコールの原酒も増えてきています。

よりしっかりとした味わいの酒を飲みたい方は是非一度試してみて下さい。

③無濾過

これは言葉からイメージしやすいですよね。
その通りです。濾過をしていないお酒=無濾過です。

一般的に、お酒は搾られた後、濾過してから瓶詰されます。
そうすることで、搾りかす等をとっぱらい、よりクリアで綺麗なお酒を提供できるようになります。

さらに、搾ったお酒に粉の炭を入れて濾過をする方法もあります。
なぜそんなことをするのでしょうか?
結論から言うと、搾ったお酒を脱色するためです。

日本酒は透明だというイメージを持たれている方が多いと思います。
その通りです。市販酒は透明のものが多いです。
ですが、搾ったお酒が透明で出てくるわけではありません。
麹菌の影響でどうしても黄色っぽくなります。
なので、炭を入れて黄色っぽい色を落として透明にしているのです。

炭濾過には欠点もあります。
炭が色だけ落としてくれるのであればいいのですが、当然香味も落としてしまいます。
日本酒本来の味わいが薄れてしまうのです。

ですので、最近は炭を入れずに濾過する(素濾過)酒蔵も増えてきています。

無濾過と書かれているお酒は、濾過がされていないので、より搾った日本酒に近い味わいを楽しむことができます。
原酒のところで搾ったままの香味を味わえるが厳密にいうとそうではないと書いたのはまさにこの濾過と関係してきます。

原酒であっても濾過(特に炭濾過)をしていれば、香味が薄まっている可能性があります。
なので、厳密にいうとそうではないと記載しました。(伏線回収第3弾)

無濾過と無濾過と書かれていないお酒(できれば同スペック)を飲み比べるとよくわかると思います。

はい、ここまで、生酒・原酒・無濾過と見てきました。
こういう疑問が出てくるかもしれません。
「生酒・原酒・無濾過は組み合わせることはできるのですか?」

結論から言うと、組み合わせ可能です。
ですので、全てを組み合わせた場合、「無濾過生原酒」のお酒と謳うことができます。
字の如く、濾過をせず、加熱殺菌せず、加水もしていないお酒という意味です。
要するに、搾ったまま瓶詰しましたよ〜というお酒ですね。

R5/10/8,9 直売書臨時休業のお知らせ

2023/09/07
by 成子 和弘

いつも弊社直売所をご利用いただき誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、10月8日、10月9日と直売所を臨時休業いたします。
地元では盛大な秋祭りが開催されます。
とても豪快で見応えのあるお祭りとなっています。
お時間のある方は是非ご覧ください。

酒蔵見学について(旅行会社様・個人の皆様)

2023/09/07
by 成子 和弘

いつも弊社の酒蔵見学をご利用いただき誠にありがとうございます。
1人でも多くの方に日本酒の製造現場を通して魅力を知っていただきたく見学の案内をさせてもらってます。
酒蔵見学の予約等でお手間を発生させぬよう下記へのご理解とご協力をお願いします。

①旅行会社様へ
 弊社は12月が最繁忙期となっており、酒蔵見学の対応ができなくなります。
 大変申し訳ありませんが、12月はツアーから外していただけると幸いです。
 それ以外の月は予定が重複しない限り対応させていただきたいと思っております。
 お気軽にTEL: 072-472-0032までお問い合わせください。

②個人の皆様へ
 酒蔵見学の対応等考慮し、最低催行人数を5名からとしました。
 お手数ですが、ご友人等お誘い合わせの上お申し込みください。
 また、10月より日本酒の製造に入るため、原則酒蔵見学のWEBでの受付は一旦停止させていただきます。
 見学ご希望の方は、電話にてお問い合わせください。

以上、よろしくお願い致します。

大阪いらっしゃいキャンペーンによるバスツアー

2022/06/16
by 成子 和弘
大阪いらっしゃいキャンペーン

大阪府では、大阪・滋賀・京都・兵庫・奈良・和歌山の方を対象に、2022/6/1~6/30まで「大阪いらっしゃいキャンペーン2022」を実施している。
当社もクーポン加盟店舗となっている。

おかげで連日バスツアーが来てくれている。
ツアーでは、まず本宅(座敷・洋室・茶室)を見て頂き、時間によってはビデオを放映。
そしてその後酒蔵を案内し、直売所でお買い物を楽しんでもらっている。

コロナ禍になってからはバスツアーは1台も無かったため、久々に大勢の方にお越しいただき、一人でも多くの方に日本酒の魅力をお伝えできる機会が戻ってきており、大変うれしく思う。

まだまだコロナが完全に終息したわけではなく、感染のリスクは0ではないが、少しずつ日常に戻ってきたのではないかと思う。
もちろん当社でもコロナ対策を講じているので、安心して頂きたい。

海外ツアー客の来日も再開され、インバウンドによる経済の盛り上がりも期待される。
当社も関西空港に近いこともあり、海外旅行者の観光の受け入れを行なっていた。
現在は海外でも和食及び日本酒ブームとなっている。
日本文化である日本酒を国内だけでなく、海外でも伝承していけるよう見学に来られたお客様一名一名に対して、しっかり日本酒の良さを伝えていきたいと思う。