浪花酒造の新着情報公開
成人式後の二次会で日本酒を一気飲みしてメチャ気分悪くなり、何度も吐いてつらい思いをした経験からもう二度と日本酒を飲まないという若者が多い。日本酒は、ビールやチューハイに比べアルコール度数が高く早く酔うので一気飲みによく使われる。日本酒業界とすれば一生懸命おいしい酒を造っているのに、ただ早く酔うためだけに使われているのだから悲しいし心痛い。でも、初めて飲んだ日本酒をおいしいと感じた人は、こんなに美味しい日本酒があるんだと知って日本酒にはまる人も多い。特に大吟醸は酒の芸術品とも呼ばれる。それほど神経を使い手間ひまをかけて造っている。2013年、和食が自然を尊重する日本人の心を表現したものとユネスコの無形文化遺産として認定された。日本酒もそのうちに認定されるに違いない。国内の日本酒の需要、低下する一方だが、そのうちに反転する日が来ることを信じている。
アサヒの期間限定ノンアルビール「Summer Shot」を飲んだ。柑橘系の風味が加わっていて、ビールとチューハイをブレンドしたような味で美味しかった。ノンアルビールが嫌いという人も多いが、このSummer Shotは人気出るのでは?ビールという名前を付ける限り、ビールの味に近づけるように考えるけど、このSummer Shotは美味しくノンアルビールを飲めるように考えられている。素晴らしい。アルコール飲料って法律上いろんな縛りがあって自由にブレンドした商品ができないけど、ノンアルは清涼飲料水だからできるんだ。アルコール飲料ももっと自由にいろいろできたらって思う。
今日は、大阪市内の大手業務用酒販会社の展示会が行なわれた。まん延防止措置中での開催で、飲食業のお客様がどれだけお越しくださるのか心配していたが400名を超える人でにぎわった。久々の展示会参加で、他の酒類メーカーがどんな商品を出してこられるのかもとても興味があった。日本酒の人気低迷で、やはり酒リキュールやスパークリング清酒など若者受け商品を出品しているメーカーの人気が高かった。うちは、地元大阪の地酒メーカーとして大阪にこだわった商品「吉村知事 純米酒」「たこ焼きに合う酒」と売れ筋の「浪花正宗 純米吟醸」を出品した。興味のある方々に試飲していただいたが、なかなか評判がよくうれしく感じた。いい反応をいただいた飲食店に実際仕入れていただくまできちっとフォローしないと忘れられてしまう。これからが本当の営業活動だ。
枚方市のバーのマスターが、大阪の9つの酒蔵を応援したいとクラウドファンディングを立ち上げてくれた。百貨店や飲食店が時短営業になったことで、どの酒蔵も売り上げが落ち込んでいる。府内の酒蔵、知名度はもうひとつだが、どこもレベルの高い酒を造っている事が動機だそう。300mlの9本セット6500円。720mlの3本セット6000円。申込み期限は8月29日。1550万円に達したら終了。このクラウドファンディング、先日の朝日新聞にも掲載された。これを機会にもっと大阪の地酒が認識されるのを期待している。
昨日4日も「海のマルシェ」に出店した。泉南ロングパークは大阪湾を目の前にして、地元 岡田浦漁協の新鮮な魚を目の前でバーベキューできるのが一番のセールスポイント。キッチンカーを含め約20店舗が出店している。うちは20Lの冷蔵タンクに入れた蔵出し生酒を70mlのプラカップに入れ、バーベキューしてる人に勧めている。もちろん販売が目的だが、お酒の味についてお客様の感想をその場で聞けるのが最大の利点。メーカーは日頃、酒販店やスーパーなどには商品を卸すが、お客様の声を直接聞ける場面が少ない。海のマルシェでは、ひとくち味わっていただいたお客様に必ず「味どうですか?」と尋ねる。お客様は「うまい!」「おお、飲みやすい」「いけるやん」「ちょっと甘い」「女性向けやな」とかいろいろ言ってくださる。日頃、私や杜氏の好みに合うよう仕込んでいるが、それがどうなのか知ることができない。海のマルシェはそれを知ることができる絶好の機会。毎週日曜に出店するので、甘辛も変えながらお客様の反応を見てゆきたい。
ノンアルコールビールが初めて発売されてからかなりの年月が経つ。私は、甘くなくカロリーゼロのノンアルコールビールをジュース代わりによく飲む。普通のビールは、大手3社ともほとんど味が変わらないし原材料も一緒。ノンアルコールビールは、メーカーによって味の違いがわかるし、原材料も違うので面白い。キリンとサントリーは、ビールの原料である麦芽を使っているが、アサヒは麦芽を使っていない。代わりに大豆ペプチドを使っている。サントリーは麦芽、ホップのみだが、キリンは麦芽以外に水アメ、米発酵エキスなども使っている。個人的にはアサヒが好きだ。大手3社の普通のビール、日本人の嗜好を追求すれば、結局同じような味になるのかも知れないが、ノンアルビールそれぞれこんなに味が違うものを作っているのだからビールももっと各社個性がわかるビールを出して欲しい。日本酒も同じようにもっと各社の個性を追求すべきだろう。
7月頒布会のお酒のうちの1本は「RETRO PORICE」。RETROは古代の。PORICEは警察ではなく都市。地元阪南市が古くからの町と言う意味です。和泉山脈に沿って千年以上前から葛城修験(かつらぎしゅげん)という山岳信仰が行なわれていました。神道と仏教の融合宗教です。この修験の開祖、役行者(えんのぎょうじゃ)が経典を28の経塚に埋葬しました。その経塚すべてが2020年日本遺産に認定されました。経塚のひとつが阪南市に残っています。日本遺産認定記念として古代米でお酒を仕込みました。ラベルデザインは役行者です。この古代米(紅ろまん)は表面が紅色なのでお酒も紅色です。味わいは梅酒のように甘酸っぱいです。私の感覚では冷やすより常温の方がおいしい。普通の日本酒とはちょっと違いますが、とても飲みやすいお酒です。是非一度ゆっくり味わってください。
今回ご案内したの頒布会7月分のお酒「風味爽爽」は新製品です。なぜ爽爽(さわやか)なのか?このお酒、冬にしぼった時点ではアルコール分が17度台だったのに、貯蔵している間に13度台に低下してしまいました。タンク貯蔵していたこのお酒、なぜ低下してしまったのか本当に謎です。でも水で薄めて13度にしたわけじゃないので十分味わいがあります。この季節、アルコール度数の高い酒はきつく感じますが、低アルコールなので、さわやかで飲みやすいです。是非一度お試しください!
27日(日)泉南ロングパークにて「海のマルシェ」に出店した。あいにく朝から雨模様だったが、9時過ぎには雨も上がり曇空の涼しい一日を過ごすことができた。天気予報が雨だったので、最初お客さんは少なかったが、だんだん増えバーベキューもできるようになった。このロングパーク、泉南市が数年前から都市公園を計画、事業者を公募、大和ハウスの子会社大和リースが管理運営することになった。海に面した南北に長い公園をどう設計し、どう運営するかさまざまな意見や提案があったと思うが、お金を払って乗る遊具を並べたものではなく、地元の活性化また宿泊施設、スポーツ施設も含めた総合的な設計になっているのが素晴らしいと思う。海のそばに住んでいる私達は海を見ても何とも思わないし、新鮮な地元の魚を毎日食べている。大阪市内、京都、奈良に住んでいる人は、海を見ただけでうれしいし、その上獲れたての魚をすぐその場で焼いて食べれるなんて感動ものではないだろうか?こんな海のそばに酒蔵があることに驚く人も多い。7月の日曜日はすべて出店する予定だ。このマルシェでお酒を販売すること以上に、こんなところに古くからの酒蔵があるのですよとPRすることを目的にしている。
緊急事態宣言解除で19時まで酒類の提供ができるようになったので、27日(日)9:00~15:00 泉南ロングパーク「海のマルシェ」に久しぶりに出店します。関西国際空港と飛び立つ飛行機、そして真っ青な大阪湾を見ながら、地元 岡田浦漁港の新鮮な魚を目の前でバーベキュー。地元の魚を食べながら地元のお酒。これほど至福の時はないでしょう!雨がちょっと心配ですが少雨決行です。天気がいいと暑いので、曇りがちの方が過ごしやすいです。りんくうタウン駅から、りんくうイオン行きのバスが出てます。是非、電車バスでお越しください。ロングパークはイオンから徒歩数分です。